危険な動植物
日本には馴染みのない植物や、思わずかわいいと手を伸ばしてしまいそうな動物たち。でも、中には大変危険なものもあります。特に小さなお子様は大人より症状が深刻になってしまう場合があるので、そのような動植物に近づかないよう大人がしっかり守ってあげてください。
ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。
Poison Ivy(ポイズン・アイビー)
アメリカならどこにでもある身近な植物ですが、とても毒性が強く危険です。3枚の葉が一組になってつる状になっており、季節で葉の色が変わり(赤茶や緑)冬は枯れ落ちます。葉(枯葉も含む)だけではなく、つるや根に触れてもかぶれてしまいます。
また、Poison Ivyに触れた衣服や犬など間接的に触れてもかぶれることがあります。
お子様との家の周りのお散歩、公園やPoison Ivyの駆除をしていない家のお庭遊びも要注意です。
触れた後1~2日後に発症し、2、3週間激しい皮膚の炎症(猛烈なかゆみ、水疱)をひきおこします。水疱をかいて破れると、他の箇所に広がっていきます。
万が一触れてしまった場合は、患部を水で洗い流してください。市販のぬり薬も多く販売されていますが、ひどい場合や小さなお子様の場合は患部を保護して医師の診断をうけると良いでしょう。
参考サイト
Giant hogweed(ジャイアント・ホグウィード)
成長すると2メートル以上になり、大きな白い花が咲きます。
皮膚が液汁に触れた後日光に当たると、非常に深刻な皮膚の炎症(火傷のような症状、水疱)を引き起こします。樹液がついた手で目をこすると、最悪の場合失明する危険もあります。
万が一触れてしまった場合は、ただちに石鹸と水で洗い、患部を日光に当てないよう保護して、医師の診察を受けてください。
参考サイト
野生動物
アライグマ、リス、うさぎなどの野生動物は、危険な病原菌を持っている可能性があるため、万が一噛まれたり、引っ掻かれたりすると、破傷風や狂犬病になる危険があります。また、その動物がPoison Ivyに接触していると、人間が触れることで間接的に皮膚炎を引き起こします。野生動物に近づかない触れないことは大原則ですが、餌付けをして人慣れさせることのないようにしましょう。
のんびり歩いているグースは、おもわず子供が追いかけたくなってしまうかもしれませんが、求愛・子育てシーズンになると特に狂暴になるので近づかないようにしましょう。